$1$ 本 $100$ 円のえんぴつを買うときの代金は、

$2$ 本なら、$100\times 2=200$ 円

$3$ 本なら、$100\times 3=300$ 円

つまり、えんぴつの代金は $100$ 円 $\times$ 本数で表すことができます。なので、えんぴつ数が $a$ 本なら、$100\times a$ と表すことができます。

このように $a,x$ などの文字を使って表した式を文字式といいます。

いろいろな数量を文字式で表しましょう。慣れるまでは、数字を使って式を考えるとわかりやすいです。

【例題】文字式で表しなさい。

(1) $150$ ページの本を、$x$ ページ読んだときの残りのページ数

　$20$ ページ読んだとき → $150-20$ ページ

　$x$ ページ読んだとき → $150-x$ページ

(2) $a\mathrm{m}$ のひもを $3$ 等分したときの $1$ 本のひもの長さ

　$6\mathrm{m}$ のひもを $3$ 等分したとき →  $6÷3\mathrm{m}$ 

　$a\mathrm{m}$ のひもを $3$ 等分したとき → $a÷3\mathrm{m}$

$2$ つの文字を使って表す数量についても確認しておきましょう。

【例題】$1$ 本 $100$ 円のえんぴつ $a$ 本と、$1$ 本 $200$ 円のシャーペンを $b$ 本買うときの代金を文字を使って表しなさい。

$1$ 本 $100$ 円のえんぴつ $a$ 本の代金は　$100\times a$ (円)　

$1$ 本 $200$ 円のシャーペン $b$ 本の代金は　$200\times b$ (円)

よって、これらの代金の合計は $100\times a+100\times b$ (円) と表すことができます。