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比例とは

比例( y=ax)とは 比例定数 a=y/x
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【例題】毎分 $\textcolor{green}{3\rm cm}$ の割合で水面が上がるように、$\textcolor{green}{x}$ 分間水そうに水を入れる。このときの水面の高さを $\textcolor{green}{y\rm cm}$ とする。

 

水面の高さ(水位) $=$ $1$ 分あたりの水位の増加量 $×$ 時間(分)

        $y$      $=$        $3$      $×$  $x$

 

したがって、$y$ を $x$ の式で表すと、$\textcolor{red}{y=3x}$ となります。

$\textcolor{blue}{3}$ の部分を比例定数といい、$0$ の以外の数字が入ります。 

 

このように $y$ が $x$ の関数であり、$\textcolor{blue}{y=ax(a≠0)}$ の関係が成り立つとき、$y$ は $x$ に比例するといいます。

 

比例定数 ($\textcolor{blue}{a}$) は $1$ 組の $x$ と $y$ の値で求めることができます。

 $\textcolor{blue}{a=\frac{y}{x}}$ $\textcolor{blue}{(y÷x)}$

 

 

比例( y=ax)とは 比例定数 a=y/x
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【例題①】次のア~オの中から、$\textcolor{green}{y}$ $\textcolor{green}{x}$ に比例するものをすべて選びなさい。

 

 $\textcolor{green}{y=3x}$    $\textcolor{green}{y=\frac{8}{x}}$    $\textcolor{green}{y=-2x}$

 $\textcolor{green}{y=\frac{x}{8}}$     $\textcolor{green}{y=3+x}$

 

 

ア→ 比例定数 $\textcolor{blue}{3}$

 

イ→ 次回習う反比例 ($\textcolor{blue}{y=\frac{a}{x}}$の形です。

 

ウ→ 比例定数 $\textcolor{blue}{-2}$

 

エ→ $y=\frac{x}{8}$ と $y=\frac{1}{8}x$ は同じ意味 比例定数 $\textcolor{blue}{\frac{1}{8}}$

 

オ→ $2$ 年生で習う $\textcolor{blue}{1}$ 次関数 ($\textcolor{blue}{y=ax+b}$) の形です。

 

 

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【例題②】$\textcolor{green}{y}$ $\textcolor{green}{x}$ に比例し、$\textcolor{green}{x=3}$ , $\textcolor{green}{y=-15}$ である。次の問いに答えなさい。

 

(1) $\textcolor{green}{y}$ $\textcolor{green}{x}$ の式で表しなさい。

$y=ax$ の式をつくるには、$a$ に入る数字を求めます。

$a=\frac{y}{x}=\frac{-15}{3}=-5$  $\textcolor{red}{y=-5x}$

 

(2) $\textcolor{green}{x=-2}$ のとき、$\textcolor{green}{y}$ の値を求めなさい。

$y=-5x$ に代入

$y=-5×(\textcolor{blue}{-2})=10  y=\textcolor{red}{10}$  

 

(3) $\textcolor{green}{y=30}$ のとき、$\textcolor{green}{x}$ の値を求めなさい。

$y=-5x$ に代入

$\textcolor{blue}{30}=-5x$  これを解いて、$x=\textcolor{red}{-6}$

 

(1) の式を間違えると、(2)・(3)も間違えてしまうので、注意しましょう。 

 

比例( y=ax)とは 比例定数 a=y/x
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【例題③】$\textcolor{green}{1}$ 辺が $\textcolor{green}{x\rm cm}$ の正方形の周の長さを $\textcolor{green}{y\rm cm}$ として、その関係を表に表しなさい。

 

表を作るときは、$x$ の値を式に代入します。

まずは式をつくりましょう。

 

正方形なので、$1$ 辺が $x\rm cm$ の辺が $4$ つあります。

よって、周の長さ $y$ は $\textcolor{blue}{y=4x}$ と表すことができます。 

 

$x$ の値を代入して、対応する $y$ の値を求めましょう。

$y=4×1=\textcolor{red}{4}$  $y=4×2=\textcolor{red}{8}$ $y=4×3=\textcolor{red}{12}$

$y=4×4=\textcolor{red}{16}$ $y=4×5=\textcolor{red}{20}$

 

ちなみに、$y$ が $x$ に比例するときは、$\textcolor{blue}{x}$ の値が $\textcolor{blue}{2}$ 倍、$\textcolor{blue}{3}$ 倍・・・ になると、対応する $\textcolor{blue}{y}$ の値も $\textcolor{blue}{2}$ 倍、$\textcolor{blue}{3}$ 倍・・・になります。

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