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真の値と誤差

近似値と有効数字
0:13

日常で使う数字は四捨五入した「だいたい」の値を使うことが多いです。

 

例えば「ものさしである物体の長さをはかるとき」

 

図の緑の長さは 4.3 と答えますが、真の値(本当の値)は 4.28 となります。このときの 4.3近似値といいます。

 

近似値:真の値ではないけど、それに近い値

 

また、近似値と真の値の差を誤差といいます。

誤差:近似値 真の値

 

近似値と有効数字
0:53

(1) 近似値が 52、真の値が 51.7 のとき誤差を求めなさい。

誤差 = 近似値 真の値

5251.7=0.3

 

(2) 1g 未満を四捨五入して重さを量ると 245g であった。真の値を ag として、a の値の範囲を不等号を使って表しなさい。

範囲を求めるときは、最大と最小を考えます。

四捨五入して 245 になる最小の値は、244.5。最大の値は、245.49999。つまり、245.5 の直前の値となります。

よって、a の範囲は 244.5a245.5

 

(3) 5.3168 の小数第 3 位を四捨五入したときの誤差を求めなさい。

小数第 3 位を四捨五入すると → 5.32(近似値)

近似値 真の値なので、5.325.3168=0.0032

有効数字を示す方法

近似値と有効数字
2:33

近似値で示されると、どの数まで信頼して良いのかわからなくなります。例えば、目もりの最小が 10g のはかりで 250g と表示された場合、真の値が 252g でも 254g でも同じように表示されます。この中でも信頼できる数字(今回でいうと 25 の部分)を有効数字といいます。

 

POINT:近似値のうち、信頼できる数字を有効数字という

 

【有効数字をはっきり示す方法】

 整数部分が 1 ケタの有限小数 × 10 の累乗  

 整数部分が 1 ケタの有限小数 × 110

 

有効数字を 3 ケタとすると、

5460=5.46×103 , 0.0123=1.23×1102 

と示すことができます。

 

近似値と有効数字
3:29

(1) 測定値 1.6×104 は、何の位まで測定したものか答えなさい。

1.6×104=16000千の位

 

(2) 10cm 未満を四捨五入したところ、8000cm となった。有効数字を答えなさい。

10cm 未満 → 一の位のことなので、その有効数字は 8,0,0 

※「0」が有効数字の場合もあります。

 

(3) ある荷物の長さをはかると 3200cm であった。有効数字 2 ケタであるとき、整数部分が 1 ケタの小数と 10 の累乗の積の形で表しなさい。

有効数字 2 ケタなので、3.2×1000

よって、3.2×103 となります。※累乗は「0」の数

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