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速さと関数

1次関数の速さに関する文章題①(距離・速さ・時間)+グラフ
0:13

「速さ」に関する問題を扱うときは、マイナス(負の数)をはぶき、座標平面の右上のみを使います。

 

グラフのヨコ軸($x$ 軸)を時間、タテ軸($y$ 軸)とすると、

傾き($\textcolor{blue}{a}$$\textcolor{blue}{=}$ 速さとなります。

 

\begin{eqnarray} \frac{yの増加量}{xの増加量}=\frac{距離}{時間} \end{eqnarray}

 

また、傾きがマイナスになる場合は、その絶対値が速さになります。(例)傾き($a$)が $-50$   →  速さ $50$

 

<混乱注意>原点は左下、$y$ 軸と交わっている点が切片となります。

  

1次関数の速さに関する文章題①(距離・速さ・時間)+グラフ
1:07

【例題①】$\textcolor{green}{4200\rm m}$ 離れた家と図書館の間を、姉は家から図書館へ、妹は図書館から家へ向かいました。$\textcolor{green}{x}$ 分後の家までの距離を $\textcolor{green}{y}$ として、次の問いに答えなさい。

 

(1) 姉と妹それぞれの式を求めなさい。

姉:原点を通るので比例。$\textcolor{blue}{y=ax}$に($30,4200$)を代入。これ解いて、$\textcolor{red}{y=140x}$

妹:切片が $4200$ の一次関数。$\textcolor{blue}{y=ax+b}$ に($40,0$)を代入。これを解いて、$\textcolor{red}{y=-105x+4200}$

 

(2) $\textcolor{green}{2}$ 人が出会うのはおよそ何分後か求めなさい。

$2$ 人が出会うのは $\textcolor{blue}{2}$ 直線の交点(連立方程式の代入法)

$140x=-105x+4200$ 

これを解いて、$\textcolor{blue}{x=17.14…}$

およそ $\textcolor{red}{17}$ 分後

  

1次関数の速さに関する文章題①(距離・速さ・時間)+グラフ
3:02

【例題②】家から $\textcolor{green}{3000\rm m}$ 離れた駅に向かうのに、途中の駐輪場までは自転車で行き、駐輪場からは歩いて行った。$\textcolor{green}{x}$ 分後の道のりを $\textcolor{green}{y\rm m}$ として、次の問いに答えなさい 

 

(1) 自転車に乗っているとの速さを求めなさい。

傾き($\textcolor{blue}{a}$$\textcolor{blue}{=}$ 速さ $10$ 分間で $1800\rm m$ 進むので、

 

\begin{eqnarray} \frac{yの増加量}{xの増加量}=\frac{距離}{時間}=\frac{1800}{10} =\textcolor{red}{180\rm m/分}\end{eqnarray}

 

(2) 駐輪場から駅までの $\textcolor{green}{y}$ $\textcolor{green}{x}$ の式で表しなさい。

$2$ 点(紫)をとって $1$ 次関数の式($y=ax+b$)を求める。

$2$ 点($15,2700$),($20,3000$)をそれぞれ代入

 

\begin{eqnarray} \begin{cases} 2700 = 15a+b & \\ 3000 = 20a+b & \end{cases}  これを解くと、\textcolor{blue}{a=60,b=1800} \end{eqnarray}

 

よって、$\textcolor{red}{y=60x+1800}$

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