【000 藪中 孝太朗】
Educators-教育の未来を考える-

Educatorsとは

 全国各地のフィールドで活躍する教育者、学校・塾の先生だけでなく教育ベンチャーや社会的起業家、教育を専門とする研究者など、教育を対象に活動されている人たちをEducators(エデュケーターズ)と称し、“今どのような活動をしているのか” “これからどのような教育の未来を描いているのか”を共に考えていくインタビュー企画になります。このインタビューは共有される3つの質問と当日繰り出されるSQ(シークレットクエッション)の計4つの質問を軸に進めていきます。

なぜEducatorosという企画を立ち上げたのか

 10年前に個人塾を立ち上げ、それとは別に3年ほど前から研究の延長として「Ecommons(イーコモンズ)」というシステムの開発を始め、その開発を通じて、1000人~2000人ぐらいの先生方にお会いしたり何かしらのコンタクトをとる機会がありました。それまで個人的には教育者の方・教育団体の方っていうのはどちらかというと保守的・閉鎖的な印象が強かったのですが、この3年間の活動で、そこは本当に浅はかだったなと感じる部分で、日本全国には本当にすごい人がいて、本当に面白い活動、いろいろな活動があるなって身に染みて感じました。

 例えば今回出ていただいてないんですけど、地方の塾の塾長さんで20年前から塾生向けにパソコンで使うゲーム教材を1人でつくられている方がいたりして、実際に会いに行ったんですけど、ほんとに5教科1000コンテンツぐらいをずーっとつくられている。でも塾生のためだけにつくっているので世の中には全然知られていないんですね。多分今でこそ、アプリだったりタブレットなりっていうのが出てきて「それぐらいあるよね」って思うかもしれないんですけど、20年前にもうすでにそれをつくっていて、そこの生徒は受けているっていう、ほんとに衝撃的な人たちがごろごろいる。

 こういう事っていうのは、結構教育業界の中ではあるんじゃないかなと僕は思っていて。教育で新しい事・面白いことをやろうって思う人は、基本的に経済的利益よりもなんかもっと違う目的を持って始められている方が多くて。それこそ僕もなんですけどコンテンツをつくるとか、それを使って自分の生徒がどういう反応するかっていうところにどうしても興味がいってしまって、広報活動とか営業活動っていうのをあまりしっかりやらなくなる。なので、どうしても資本力があったりとか、組織力があったりとか、あとは権威があったりとかっていう団体の声が大きくなって、それがあたりまえ・一般的なものになっていく。ただそれってすごくもったいないことで、新しいことにチャレンジしている人の考え方とか活動とかっていうのは、未来のこと・自分の将来のこととかを考えるときにもすごい糧になる部分が多い。というか単純におもしろいんですね。いろいろ社会的意義とかっていうのはあるんですけど、正直この企画は僕の趣味というか僕が勉強したいのでっていうところで9割方始めています。

今後について

 Educators(エデュケーターズ)という企画はこれから先も1stシーズン・2ndシーズンみたいな感じでちょっとまとめてこれからも出していこうと思うので、ぜひご覧ください。

エデュケーターズ

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