まずは累乗と指数についての復習をしましょう。
同じ数や文字をいくつかかけ合わせたものを、累乗といいます。また、右上に小さく書いた数は、かけ合わせた個数を表し、これを累乗の指数といいます。
$a×a=a^2$($a$ の2乗)
$a×a×a=a^3$($a$ の3乗)
$a×a×a×a=a^4$($a$ の4乗)
まずは累乗と指数についての復習をしましょう。
同じ数や文字をいくつかかけ合わせたものを、累乗といいます。また、右上に小さく書いた数は、かけ合わせた個数を表し、これを累乗の指数といいます。
$a×a=a^2$($a$ の2乗)
$a×a×a=a^3$($a$ の3乗)
$a×a×a×a=a^4$($a$ の4乗)
この指数の計算ルールを指数法則といい、全部で4つあります。
\begin{eqnarray} &①&a^m×a^n=a^{m+n}\\ &②&a^m÷a^n=a^{m-n}\\ &③&(a^m)^n=a^{mn}\\ &④&(ab)^n=a^nb^n \end{eqnarray}
それでは①~④の法則について、1つずつ確認していきましょう。
まずは $a^m×a^n=a^{m+n}$ についてみていきましょう。
<例題>次の計算をしなさい。
$\textcolor{green}{a^3 ×a^2}$
$=(a×a×a)×(a×a) a$ を5個かけるので
$= \textcolor{red}{a^5}$
$a^m×a^n=a^{m+n}=a^3×a^2=a^{3+2}=\textcolor{red}{a^5}$
※かけ算の場合は指数どうしを足します。
次は $a^m÷a^n=a^{m-n}$ についてみていきましょう。
<例題>次の計算をしなさい。
$\textcolor{green}{a^5 ÷a^2}$
$=(a×a×a×a×a)÷(a×a) a$ を3個かけるので
$=\textcolor{red}{a^3}$
$a^m÷a^n= a^{m-n}=a^5÷a^2=a^{5-2}=a^3$
※わり算の場合は指数どうしを引きます。
次は $(a^m)^n=a^{mn}$ についてみていきましょう。
<例題>次の計算をしなさい。
$\textcolor{green}{(a^2)^3}$
$=(a×a)×(a×a)×(a×a) a$ を6個かけるので
$=\textcolor{red}{a^6}$
$(a^m)^n=a^{mn}=(a^2)^3=a^{2×3}=\textcolor{red}{a^6}$
※ $\textcolor{blue}{m}$ 乗したものを $\textcolor{blue}{n}$ 乗する場合は $\textcolor{blue}{(m×n)}$ 乗となります。
最後に $(ab)^n=a^nb^n$ についてみていきましょう。
<例題>次の計算をしなさい。
$\textcolor{green}{(ab)^4}$
$=(a× b)×(a×b)×(a×b)×(a×b)$
$=\textcolor{red}{a^4b^4}$
$(ab)^n=a^nb^n=(ab)^4=\textcolor{red}{a^4b^4}$
※ かけ算やわり算をひっくるめて $\textcolor{blue}{n}$ 乗する場合は、それぞれが $\textcolor{blue}{n}$ 乗されます。
問. 次の計算をしなさい。
$\textcolor{green}{(a^{11}×a^5÷a^6)^2}$
かけ算→指数どうしをたす $a^m×a^n=a^{m+n}$
わり算→指数どうしをひく $a^m÷a^n=a^{m-n}$
$m$ 乗したものを $n$ 乗→$(m×n)$ 乗 $(a^m)^n=a^{mn}$
$a^\textcolor{blue}{{(11+5-6)×2}}=\textcolor{red}{a^{20}}$
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