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累乗と指数

指数法則(単項式の乗法)
0:08

まずは累乗と指数についての復習をしましょう。

 

同じ数や文字をいくつかかけ合わせたものを、累乗といいます。また、右上に小さく書いた数は、かけ合わせた個数を表し、これを累乗の指数といいます。

 

$a×a=a^2$($a$ の2乗)

$a×a×a=a^3$($a$ の3乗)

$a×a×a×a=a^4$($a$ の4乗)

4つの指数法則

指数法則(単項式の乗法)
0:49

この指数の計算ルールを指数法則といい、全部で4つあります。

 

\begin{eqnarray} &①&a^m×a^n=a^{m+n}\\ &②&a^m÷a^n=a^{m-n}\\ &③&(a^m)^n=a^{mn}\\ &④&(ab)^n=a^nb^n \end{eqnarray}

 

それでは①~④の法則について、1つずつ確認していきましょう。

 

指数法則(単項式の乗法)
1:10

まずは $a^m×a^n=a^{m+n}$ についてみていきましょう。

 

<例題>次の計算をしなさい。

  $\textcolor{green}{a^3 ×a^2}$

$=(a×a×a)×(a×a) a$ を5個かけるので

$= \textcolor{red}{a^5}$

 

$a^m×a^n=a^{m+n}=a^3×a^2=a^{3+2}=\textcolor{red}{a^5}$

かけ算の場合は指数どうしを足します。

  

指数法則(単項式の乗法)
1:43

次は $a^m÷a^n=a^{m-n}$ についてみていきましょう。

 

<例題>次の計算をしなさい。

  $\textcolor{green}{a^5 ÷a^2}$

$=(a×a×a×a×a)÷(a×a) a$ を3個かけるので

$=\textcolor{red}{a^3}$

 

$a^m÷a^n= a^{m-n}=a^5÷a^2=a^{5-2}=a^3$

わり算の場合は指数どうしを引きます

 

指数法則(単項式の乗法)
2:20

次は $(a^m)^n=a^{mn}$ についてみていきましょう。

 

<例題>次の計算をしなさい。

  $\textcolor{green}{(a^2)^3}$

$=(a×a)×(a×a)×(a×a) a$ を6個かけるので

$=\textcolor{red}{a^6}$

 

$(a^m)^n=a^{mn}=(a^2)^3=a^{2×3}=\textcolor{red}{a^6}$

※ $\textcolor{blue}{m}$ 乗したものを $\textcolor{blue}{n}$ する場合は $\textcolor{blue}{(m×n)}$ となります。

 

指数法則(単項式の乗法)
2:53

最後に $(ab)^n=a^nb^n$ についてみていきましょう。

 

<例題>次の計算をしなさい。

  $\textcolor{green}{(ab)^4}$

$=(a× b)×(a×b)×(a×b)×(a×b)$

$=\textcolor{red}{a^4b^4}$

 

$(ab)^n=a^nb^n=(ab)^4=\textcolor{red}{a^4b^4}$

※ かけ算やわり算をひっくるめて $\textcolor{blue}{n}$ する場合は、それぞれが $\textcolor{blue}{n}$されます。

 

指数法則(単項式の乗法)
3:30

問. 次の計算をしなさい。

  $\textcolor{green}{(a^{11}×a^5÷a^6)^2}$

 

かけ算→指数どうしをたす  $a^m×a^n=a^{m+n}$

わり算→指数どうしをひく $a^m÷a^n=a^{m-n}$

$m$ 乗したものを $n$ 乗→$(m×n)$ 乗 $(a^m)^n=a^{mn}$

 

 

$a^\textcolor{blue}{{(11+5-6)×2}}=\textcolor{red}{a^{20}}$

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