図のような縦の長さが $a+b$ 、横の長さが $c+d$ の長方形があります。この長方形の面積は、縦 $×$ 横 $=$ $\textcolor{blue}{(a+b)(c+d)}$ となります。
この長方形を4つの長方形の合計と考えると、その面積は、
$a×c+a×c+b×c+b×d=\textcolor{blue}{ac+ad+bc+bd}$
どちらも同じ長方形の面積についての式なので、$\textcolor{blue}{(a+b)(c+d)=ac+ad+bc+bd}$ となります。
このように単項式や多項式の積の形をした式を、かっこをはずして単項式の和の形で表すことを、もとの式を展開するといいます。