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3つ以上の数の加法

正負の数-加法の交換法則と結合法則
0:21

正の数、負の数の加法のしかたについて成り立つ計算法則は次の $2$ つになります。

 

加法の交換法則 $\textcolor{blue}{a+b=b+a}$

加法の結合法則 $\textcolor{blue}{(a+b)+c=a+(b+c)}$

 

加法では上の法則が成り立つので、$3$ つ以上の数を加えるときには、数の順序組み合わせを変えて、どの $2$ 数から計算しても同じ結果になります。

 

それでは、$(+3)+(-4)+(+6)+(-2)$ を法則を使って計算してみましょう。

 

正負の数-加法の交換法則と結合法則
0:48

【例題】次の計算をしなさい。

 $\textcolor{green}{(+3)+(-4)+(+6)+(-2)}$

 

まずは正の数と負の数が並ぶように順序を入れかえます。加法の交換法則 $\textcolor{blue}{a+b=b+a}$

 

  $(+3)+(-4)+(+6)+(-2)$

$= (+3)+(\textcolor{blue}{+6})+(\textcolor{blue}{-4})+(-2)$

 

次に、組み合わせを変えて正の数と負の数をまとめます。加法の結合法則 $\textcolor{blue}{(a+b)+c=a+(b+c)}$

 

  $(+3)+(\textcolor{blue}{+6})+(\textcolor{blue}{-4})+(-2)$

$=\{(+3)+(+6)\}+\{(-4)+(-2)\}$

$=(+9)+(-6)$

$=\textcolor{red}{+3}$

 

正負の数-加法の交換法則と結合法則
1:31

【問題】黒(♠・♣)のカードが正の数、赤(♦・♥)のカードが負の数であるとき、手札の合計を「$\textcolor{green}{0}$」にするには、「$\textcolor{green}{5}$ , $\textcolor{green}{3}$ , $\textcolor{green}{2}$ , $\textcolor{green}{4}$」のうち、どのカードを引けば良いか答えなさい。

 

 今、手札 $4$ 枚の合計は、

 $(+4)+(-2)+(+5)+(-3)$

$=(+4)+(+5)+(-2)+(-3)$

$=\{(+4)+(+5)\}+\{(-2)+(-3)\}$

$=(+9)+(-5)=\textcolor{blue}{+4}$

 

手札の合計を $\textcolor{blue}{0}$ にしたいので、$\textcolor{blue}{-4}$ を足せば、$(+4)+(-4)=0$ となる。よって、答えは ♦の4

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