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数の範囲

数の大小(数直線と絶対値)
0:08

小学校までの数の範囲は $0$ より大きい数だけでしたが、中学校からは範囲を広げて、$0$ より小さい数についても考えてみましょう。

 

$0$ を基準として $0$ より $5$ 大きい数を $\textcolor{blue}{+5}$ と表すと、$0$ より $5$ 小さい数は $\textcolor{blue}{-5}$ と表すことができ、$0$ より大きい数を正の数 $0$ より小さい数を負の数といいました。 $\textcolor{blue}{0}$ は正の数でも負の数でもありません。

 

これらの数を数直線上の点で表すことについて考えましょう。

負の数は数直線を $\textcolor{blue}{0}$ より左のばした直線上に表すことができます。数直線で $0$ を表す点を原点といい、数直線の右の方向を正の向き、左の方向を負の向きといいます。

数の大小

数の大小(数直線と絶対値)
1:29

数の大小について数直線を使って考えてみましょう。

 

数直線上では、右側にある数ほど(正の方向へ進むほど)大きく左側にある数ほど(負の方向へ進むほど)小さくなります。

 

例えば、次の $2$ 数の大小を比べると

  $1$  と   $3$    $\textcolor{blue}{1<3}$

 $-1$  と   $2$   $\textcolor{blue}{-1<2}$

 $-5$  と   $-2$   $\textcolor{blue}{-5<-2}$

 

このように数の大小は不等号を使って表すことができ、不等号の向きは $2$ つになります。

小さい < 大きい  < ←読み方は「しょうなり

大きい > 小さい  > ←読み方は「だいなり

 

数の大小(数直線と絶対値)
2:23

【問題】次の $\textcolor{green}{3}$ つの数の大小を、不等号を使い表しなさい。

 $\textcolor{green}{-1 , -5 , 2}$

 

$3$ つの数字の大小関係を不等号で表す場合、下のように表してはいけないことに注意が必要です。

 

$-1>-5<2$ ←$\textcolor{blue}{-1}$ $\textcolor{blue}{2}$ どちらが大きいかわからない

 

よって、答えは $\textcolor{red}{-5<-1<2}$  ($\textcolor{red}{2>-1>-5}$) 

絶対値とは

数の大小(数直線と絶対値)
3:07

数直線上で、ある数を表す点と $\textcolor{blue}{0}$ (原点)との距離を絶対値といいます。

 

例えば、絶対値が $4$ である数(原点からの距離が $4$ である数)は $\textcolor{blue}{+4}$ $\textcolor{blue}{-4}$ $\textcolor{blue}{2}$ つがあります。

 

ちなみに、$\textcolor{blue}{0}$ の絶対値は $\textcolor{blue}{0}$ になります。

 

$-5$ と $+3$ の $2$ 数について、$-5$ の方が数としては小さくなりますが、絶対値は大きくなります。

 

$-5$ の絶対値:$\textcolor{blue}{5}$  $+3$ の絶対値:$\textcolor{blue}{3}$

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