式の計算を利用して、図形の性質を証明する問題として代表的なものは $\textcolor{blue}{{\rm S}=aℓ}$ の証明ですが、その他にも頻出問題がいくつかあります。
【問題】L字型の図形と面積が等しい正方形の $\textcolor{green}{1}$ 辺の長さを求めなさい。
青の長方形の面積は $9×4=\textcolor{blue}{36}$
緑の長方形の横の長さは $x+8$ 、縦の長さは $x+5-9=x-4 $ となります。よって、その面積は $(x+8)(x-4)=\textcolor{blue}{x^2+4x-32}$
青、緑の面積の合計は、
\begin{eqnarray} & &36+x^2+4x-32\\ &=&x^2+4x+4 因数分解\\ &=&\textcolor{blue}{(x+2)^2} \end{eqnarray}
よって、正方形の $1$ 辺の長さは $\textcolor{red}{(x+2)}$ となる。